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カッピー

カッパの郷 志木

志木市の河童伝説

志木市の河童は歴史が古く、1809年(文化6年)刊行の「寓意草」に登場し、作家、柳田国男(1875年〜1962年)の民話「山島民譚集」でも「和尚の慈悲」という題で取り上げられている。


それによると、武蔵北足立郡志木市(現 志木市)の舘村に引又川という川があった。ここに住む河童が、寺に飼われていた馬を川の中に引きずりこもうとして失敗。厠(かわや)の隅で倒れて馬に蹴られていた。

そこに寺の和尚が現れ、河童は和尚の顔を見て助けを求めた。和尚は哀れに思ってこれを許すと、河童は泣きながら水に帰って行った。

翌日、大きなフナ2匹が和尚の枕元に置いてあり、以来、人馬が突然にいなくなる事はなくなったという。

志木市内の河童像めぐり